野外教育研究所IOEは、 野外教育、環境教育を 行う民間の事業所です。

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いついつ BOSS 通信 Vol.18

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  2008.2.29. Vol.18
 
      ☆☆☆☆☆  いついつ BOSS 通信  ☆☆☆☆☆
          
       
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私の友人・知人のみな様、こんにちわ!!

いつ来るか分からない。いつか来る。いつでも来る。(不定期発行)"の
「いついつ BOSS 通信」は、私、山口久臣が、みな様に、
環境教育、野外教育、国際交流、自然学校、体験活動、環境地域づくりなどの
おもしろい&耳よりな情報や私の"思い"をお伝えさせていただくメールです。

皆様、お元気でしょか!? ますます、ご活躍の事と存じ上げます。

今回初めて、お送りさせて頂きます方々へは、大変失礼致します。
BOSS(ボス)は、私のキャンプ・ネームです。

この忙しい時に長ったらしい文章を送りつけて来るナ!!とお叱りも頂戴致し
ましたが、すんません。また送らせて頂きます。
まかり間違って少しでも読んで頂ければこの上もない喜びです。

どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
"そんなのいらんゾ!!"という方は、いつでも"お断りメール"を下さいませ。
                            山口久臣(BOSS)
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  目  次
【1】環境問題と私の弁当づくり
  1.私は何故に弁当づくりを始めたか!?
  2.そもそもオベントーとは...
  3.弁当づくりから環境問題を考えてみれば...
  4.人の内なる環境問題、健康について ――― 心の健康、体の健康
  5..料理づくりの大いなる価値とは
  6.みなさん、お弁当を創りましょう!!


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【1】環境問題と私の弁当づくり

1.私は何故に弁当づくりを始めたか!?
 最近、貴殿の特技・趣味はと問われると、"はい、エコツアーとトレーニ
ングと温泉と、うーん弁当づくりです。"と言っている。ア、料理創りもだ
った。 実は一昨年の秋頃、ひょんな切っ掛けから弁当作りに凝るようにな
ってしまった。ひょんな切っ掛けとは、市販の弁当の空容器を捨ててしまう
ことに抵抗を感じ、"これって何回くらいまで使えるものか!?"と繰り返
し試して使ってみたところ何と10回くらいは余裕で使える。と言うわけで最
近では形の良いものや結構頑丈そうなものなどに出逢うと人の目をはばから
ず、どころか結構自慢げに人の食べた弁当空らまでも持って帰って、しかも
夫婦でそれらをせっせと洗い(ちなみ我が家の食器洗いはもう長いこと中性
洗剤は使わない。殆どお湯のみでの洗浄。たまにヌカを使用。米の研ぎ汁や
野草の灰汁(あく)、春の筍やワラビの茹で汁などとてもよく汚れが落ちま
すネ。)、毎朝、市販の弁当のような(にも負けない!!)弁当に変身させ
ての出勤となっている。
 毎朝、オフクロとカミサンとオラの弁当づくりは私の仕事だ。80歳になる
オフクロなどこれらの弁当箱に詰めた弁当の方が食欲が湧き元気に食し体力
をつけて昨年の夏の猛暑を乗り越えてしまった。
私が何故に弁当づくりを始めたか!?と言うと、こんな理由なのだが、もう
一つの理由は勿論、料理づくりが大好きだと言うこともある。料理づくりは
実に楽しい創造事業なのだ。何故かと言うとそれは後ほど述べる。
ところで時々、ふっと思うのだが毎日、全国で一体どれくらいのオベントー
が作られているのだろーか??? きっと、多分、約4000万個ぐらいはある
んじゃないのかナ??
それらの空箱がみーんなゴミになるのかと思うと計りしれん話だ。
 日本のゴミ(一般廃棄物)の大半(半分くらい)は包装容器なのだ。
どうして市販の弁当が売れるのだろーか!?
それはみんなが忙しいからだ!! それはみんなが買うからだ!! それは
みんなが結構怠惰だからだ!!

2.そもそもオベントーとは...
そもそもオベトーとは、学校や仕事に出掛けて行く時に家で家族で作って持
って行く物だと思っていた時代から今はもーすっかりライフ・スタイルが様
変わりしてしまい"ベントーって、買うもんだ!!"の時代になっちまった。
そもそもオベントーとは、家族や母や妻の愛情の結晶みたいなもののはずだ
ったのが今はもーすっかり商売の商品だ。だから当然見てくれも良い。それ
が悪いと言う訳でもないのだが、何かしらふっと一抹の寂しさを感じてしま
う時があるのワタシダケカ...。
そもそもオベトーとは、前日の夕食に食べ残された料理たちが時々は加工・
変身させられて再デビュー出来るステージであった。それがどうだ市販のベ
ントー(弁当の外来種と呼ぼー!!)の登場によりその華飾の場を失ってし
まったではないか。
そもそもオベントーとは、動物たちや植物たちの命を頂きながら命をつない
でいるトップランナーである人間たちにとって(だからご飯を頂く時には、
"(命を)いただきます!!と言って食べるのだ。)、命の権化でもあるの
だ。ムムム...。

3.弁当づくりから環境問題を考えてみれば...
ここまで書いてくると、何とたかだが弁当についてここまで言うかと言われ
そうだが、まだまだあるぞー。次はいよいよ"環境問題"の登場だ。
"環境問題って何ですか!?"何て今どきは愚問であろう。しかし、あえて
そう問うてみるとみんな実はよく分っていないようにも思う。自分がよく分
かっていると言う訳でもないのだが...。
まーそれにしても思うに今の日本人たるや、みんな口ではけっこー"環境、
環境"って言ってるけれど、実のところホントはあまり危機感などないし、
それぞれが真剣に取り組んでいる訳でもないようだ。それは経済的に物質的
に豊か過ぎるほどの日本だからこそなお更のことなのだろう。僕は毎年、タ
イやミャンマーの田舎へ国際協力プロジェクトで出掛けて行くのだが、開発
途上国の農村地帯などの田舎へ行ってみるとそのあたりの感覚が実感として
よく分かって来る。国の環境行政だって毎年約80兆円の予算規模に対して環
境省の予算たるや2000数百億円程度と云う状況。その割には結構スローガン
的に"環境、環境!!"って政治家も言っているよナー。特に選挙の時など
には。
さてさて、ここの本題の「弁当づくりから環境問題を考えてみれば...。」だ
が、作った弁当をよく観てみると、まず日本の食糧自給率の問題が観えて来
る。日本の食糧自給率は先進諸国中最低の総合的に約30%と言われている。
しかしこれらの数字は日本の平均ということでよくよく調べて行くと実は北
海道や九州は総合的に食糧自給率は100%を超えているのだ。それは日本の国
が関東圏、東海圏、関西圏に人口の半分以上が集中しているというアンバラ
ンスさやまた、いずれの地域も都市への人口、政治、経済などの一極集中と
いう現状が産み出している大きな課題なのだ。更に食糧と環境については最
近ではご存知の輸入食糧の重量に輸入先からの移動距離を乗じた数値「フー
ドマイレッジ」と云う提案がなされおり、その数値が小さいほど環境に優し
く大きいほど環境に対して負荷を掛け過ぎと云うわけだ。と云うことは、弁
当の中のご飯、おかず、デザートなどの食材の1/3は輸入物と云うことにな
り、もしそれぞれの「フードマイレッジ」を算出してみると、そこからバッ
チリと環境問題が観えて来ることになるはずだ。まだある。僕が愛用(?)
している市販の弁当のリユース箱やタッパー箱の弁当箱等これらはすべて石
油精製品である。つまり石油の価格高騰や枯渇により確実になくなって行く
という運命にあるのだ。よくよく見渡せば日本社会に溢れるかえっている物、
物の多くは、原料が石油と云うものだ。まだまだ探れば弁当の中にはいろい
ろなものが凝縮されている。もうここでの論議は控えるが例えば、食文化、
食育、教育、経済、はたまた宗教にまで届いて行くかも知れない。まーここ
まで深く考えて弁当を食ってもおもしろくないし、きっと美味しくもないだ
ろうけども学びのテーマとして考えると結構おもしろいもんだ。
そのように考えて行くと、弁当づくりってけっこー"環境問題"にも持って
来い!!と言いたい。
とは言え"環境問題"って、そもそも身近な暮らしの中からこそ考え捉えて
行くべきもんだけれど...。

4.人の内なる環境問題、健康について ――― 心の健康、体の健康
そう一つ、"食育"については言っておかねばならないことがあった。
人間にとっての健康問題(心も体も)こそ、内なる"環境問題"と云っても
過言ではない。心の健康と体の健康はまさにバランスであり相互作用の関係
にある。どちらかだけが健康ということはありえない。もしそんな状況にあ
ったとしたならばそれは見せ掛けであって、どちらかにすぐにほころびが見
えて来るもんだ。その健康を創り出して行く源こそ"食べること"である。
だからあらゆる面でバランスのとれた食事を正しく楽しく美味しくしなけれ
ばならない。なるべく自然に近い物が良い。添加物や農薬など無い食べ物が
良いに決まっている。なかなか難しいがほどほどに食べるのが良い。(実に
難しい!)コンビニの弁当類やお菓子やインスタント物、ジュースの類で空
腹を満たすだけの食事をしたり、偏った食事、無理なダイエットなどを続け
ているとほぼ必ず20年後ぐらいには"生活習慣病(癌、糖尿病、通風、脳疾
患、心臓疾患等など)"と云う病に陥り地獄の苦しみを味会うことになる。
(ちなみにこの世の生き地獄とは、借金地獄に村八分地獄に病の地獄とか。)
そんなことを正しく教えてくれる教育こそ食の環境教育である"食育"なのだ。
地球を体に例えるとするならば、そこに住んでいる人間が"心"であり、
その心が病んでいることで体である地球が環境問題という不健康さを呈して
いるのだ!!と云う例えにはムリがあるだろうか。
いずれにしても環境問題の原点の一つに"食"があると云えよう。

5..料理づくりの大いなる価値とは
ところであらためて「料理づくりの大いなる価値は、」と云うと、勿論前述
して来た弁当づくりにまつわることと、もう一つは何と言っても料理づくり
って"企画"することだと思っている。つまり料理は、"作る"のではなく
"創る"ことなのだ。料理づくりをレシピに従ってやったって僕は全然おも
しろくない。(美味しいかも知れないが...。)料理は"創ってこそ"その醍
醐味があると思っている。残り物のリニューアル。そこにある材料から創り
出す。工夫をする。アイディアを練る。新メニューを創る。等など、これら
があるから料理づくりは楽しい。おもしろい。僕の趣味の一つだ。そしてこ
の"創ること"こそ実は、仕事にも人生の生き方にもつながって行くのだ。
と思っている。

6.みなさん、お弁当を創りましょう!!
とまあ、弁当づくりひとつからいろいろな方向に派生してみた。考えてみる
と言うことは実におもしろいことだ。わくわくして来る。楽しくなって来る。
これって"幸せ"なことだナー。

みなさん、お弁当はおうちで作りましょう。
妻が夫のために弁当を作る。夫が妻のために弁当を作る。母親が子どもたち
のために弁当を作る。そして時々は子どもたちが親のために、じいちゃん、
ばあちゃんのために弁当を作る。何ていうことを家族で話し合って決めてお
き実行する。それに弁当は必ずしも昼食のためのものでなくても良い。勿論、
家族みんなで作るとなおさら良し。こんな形の"家族の対話や協働事業(弁
当作りで事業と云うのも大げさだけど...。)"があっても良いもんだ。
弁当作りは、子どもたちの家庭教育にも夫婦の対話にも家庭のチームワーク
づくりにも、とてもよかですバイ。と言いたい!!
さあーみなさん、お弁当を創りましょう!!

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今回はまた極めつけ長くなってしまい、本当にごめんなさい!!

この原稿は、ある会の会報に原稿依頼を受けたもので、ちょっと気合を
入れて思いを込めて書きました。